7寸二段墓 加工前の状態
広島市内のお寺の境内に在る被爆した墓石に納骨所を付ける。
Q 古墓は捨てて新しい墓石に建替える方が簡単?
でも思い入れがあるお墓だから再利用してこれからも大切に使いたい。
A 新しく立て替えなくてもリフォームすればこれからも十分お使い頂けます。
自社工場完備の株式会社佐々木では加工は全て自分達で行います。
7寸二段墓に納骨所を付けて古墓は下場切り納骨口加工 完成
花立ては下場が荒の状態で左右の高さも違うので下場切りと穴あけ直しをします。
自社工場で石の状態を確認しながら丁寧に作業を進めていきます。
花立ての下場切りはオフカットマシーンで行いました。
こちらは下台の下場切りの様子ですが、
ヒビが真ん中に入っているのでこちらもオフカットマシーンで切ります。
下台の下場切りしたヒビ側の部分です、普通は破棄するのですが、
今回はこれを使って納骨口の蓋を制作しようと思います。
ヒビ側の部分から切り出した納骨口の蓋です。
写真左この上に花立てとか線香立てなどを置くので擦り合わせを手動研磨機を使って行いました。
写真右は下台との合わせ面も微妙曲面になる様に擦り合わせしてあります。
こちらは今まで水鉢として使用していたものですが、今回線香立てに改造します。
写真左赤鉛筆の所にヒビがあるのでオフカットマシーンで切ります。
花立ての下場切りはオフカットマシーンで行いました。
ボーリングマシーンで線香立てに水抜き穴を明けます
花立ての穴も明け直し、水抜き穴も横に明けて花立てパイプを入れられる様にしました。
花立て中入れパイプは軽いので水洗いも簡単です。
蓋の上に置いたときにガタツキが出ない様に、
両方の下場は手動研磨機で擦り合わせしてあります。
写真は撮ってませんが、
ロウソク立て用の金具取り付け加工や面取りも丁寧に行っております。
今回新規に制作したのは納骨所だけでした。
工場での制作写真は撮ってませんが、高さ尺物の納骨所です。
前側に骨壷を入れやすい用にエグリ加工してあります。
下台にもエグリ加工してあります。
使える物は加工し直して再利用する事で費用の出費も少なく出来ます。
加工前
加工後